山ワサビの生えている場所と、見つけ方を画像付きで解説していく。
北海道の山菜採りは、雪解けの頃。まだ薄ら雪が残っている時期から始まる。山わさびだ!
見つけるコツなど画像付きで解説していく。
収穫仕立ての山わさびの画像 ↓
雪の少ない地域や、雪解けが早ければ3月の中旬頃から収穫可能だ。
まだまだ寒い時期なので、しっかり防寒と長靴を履き、スコップと土嚢袋を持っていく。
どの辺りに生えているか分かっていれば、スコップで雪をかきながら探す。
山わさび(西洋わさび)
雪解けの地面にモジャモジャと、ヒゲのように葉が見えているのを見つけると、春の訪れにワクワクする。
川付近の斜面などに自生していることが多い。
山わさびも他の野草などと同じく、一つ生えていたら近くに沢山あるということだ。
そこは一帯が山ワサビ畑になっている。
ワサビを傷つけない様に、スコップで周りから掘り起こすと土にまみれた塊が出てくる。土をとると真っ白なワサビが現れる。
天然の山わさびは貴重品
北海道の人なら、人から山ワサビをもらったりしたら、どこから採ってきたの?と必ず聞く。
山わさびは見つけるのが非常に困難だ!
雪解け時期に採るなら、最初からソコにあることがわかっていないと、まず無理だろう。
なぜなら、先に述べたように、雪解けの地面にヒゲのようにモジャッと草が出ているだけだからだ。
なれるまでは、雑草との区別が難しいかもしれない。
まだ雪が残っていて、ところどころ地面が見えているこんな時期に山ワサビの芽が出ている ↓
見つけるコツ
上の画像と下の画像は、同じ山ワサビだけど
近くに寄らないと雑草なのか、山ワサビの芽なのかわかりにくいが、これがワサビの芽なので、ここを掘れば出てくる。
※後日成長した葉の画像をアップする
暖かくなってきた頃に、土手などで山ワサビの成長した葉を見つけておくこと。そして翌年の春にその場所に採りに行けばいい。
収穫時期が遅い場合は、色が変色していないか気をつけた方がいい。白いワサビが鮮度がいい証だ。
収穫時期が遅いと、芋虫が葉を食べている。ワサビにまで芋虫が入っている事がある。十分見た方がいい。
自分で栽培するのも簡単
庭があれば自分で栽培すると、毎年自分だけの山ワサビを食べられる。
苗にして埋めるワサビはスーパーで買ってきたワサビで十分、栽培可能だ。
2センチくらいに切って、適当な深さに愛情を込めて埋めてあげれば、元気に芽を出してくれる。(深すぎると芽が出せないので、深く埋めすぎないように注意)
基本ワサビは土手などに生えている、生命力がとても強いので、埋めてから特に何も手をかける事なく、翌年には立派なワサビが収穫可能だ。
気をつけることは、繁殖力が強いので栽培すると畑中ワサビで埋め尽くされていくので広げたくなければ、対処するといい。
山ワサビの効能
山ワサビの効能は意外と知られていないが、身体に良いことだらけだ。
山ワサビはビタミン、ミネラルが豊富で消化を助けたり、血液サラサラ効果や癌予防、またダイエットにも良いなど、たくさんの効果があることがわかっているから是非、毎日食べたい。
食べ過ぎるとお腹を壊すので注意すること。
殺菌効果があることは有名なので、なま物にもよく添えてある。
私は山ワサビを毎日食べているときは、お肌がツルツルしているのを実感している。
美味しい食べ方
基本山ワサビは綺麗に洗って、そのまま皮ごとすりおろして食べる。
すりおろして醤油漬けで、ご飯と食べると何杯でもご飯が食べられる人は多い。
お刺身に醤油漬けのワサビを添えて食べると、チューブのわさびは何だったのか・・と思えるほど絶品だ。
ちょっと贅沢に、ローストビーフと食べるのは定番だが、普通に牛肉、鶏肉でも豚肉でも炒めた肉にワサビを添えて食べるとサッパリとして美味しい。
サラダや和物にもよく合うので、すりおろしておけば毎日食べられるし健康に良い。
万能調味料として使える
しかし、すり下ろすと辛味が抜けていくので使う分づつ適度にすり下ろしていくのがいい。
たくさん収穫できたら、丸ごとジップロックに入れて冷凍しておけば、いつでも食べられる。