テレビや映画、遊園地や水族館など、同じところで同じ物を見ていて、「なんの話?」と思うようなことを言われて驚くことがあります。
これは見えている景色が違うから、同じ映画をみても、観た後の感想も違うのです。
ではなぜ景色が違うのか?
中で見るか?上から見下ろすか?
視点が違うと景色は変わる
見る角度を変えると視点は違います。あえて視点を変えようと思えば角度を変えることができます。
視点が違うということは、世界観が変わってきてしまいます。
このように、一緒に共有していたはずなのに、世界が違うと戸惑ってしまいますよね。
次から一緒に見るのやめようとか、やっぱりこの人とは合わないな。
などと大抵の人は離れていきます。そして自分に合う人と一緒にいる様になるのです。
世の中を見ていると、引き寄せ合うかのように、似た人たちで小さな輪ができています。
その輪の違いが観えている世界の違いになり、そして自分の輪を変えると、徐々に自分の世界まで変えることができてしまうのです。
自分の見ている世界は変えられる
①楽しむ人 (お客さん)
視界は・・物が気に入ったか、空間は楽しいかどうか
②楽しませる人 (事業所)
視界は・・どんなお客さんが気に入っているか?楽しんでいるか?不満はないか?コスパは合っているか?など
③両方を客観視する人 (スポンサー)
視界は・・消費者の今やこの先のトレンドはこれか💡これから伸びそうな会社だから投資しておこう!など
この様な感じで1〜3の人達では、見えている景色が違います。①の人では見えている視界が狭く、③の人では視野が広く、まるで違う小さな世界と大きな世界になってしまうのです。
なので①と③の人が、一緒にSF映画を見るとこうなったりもする。
①の人は「この子まだ小さいのに可哀想だよね!あ〜良い映画だったな〜」
③の人は「この映画の原作は何年だろう?その時代にここまで物理学的に発展すると考えたのか?凄い!」
③の人は①の人の感想に対して普通なので不満はありませんが、それに対して①の人は③の人に、冷たさを感じ不満を感じやすくなります。
角度はすでに固定されている
大人になれば標準の角度は決まっていて、年齢を重ねれば重ねるほど固定されていきます。
しかし角度は誰でも変えることができます。
話が合わない人に会った時や、疑問に感じたりした時に、あらゆる角度からみる癖をつけていくと、驚くほど視野が広がって行動も変わっていくのです。
角度を変えると景色が変わる、景色が変わると思考が変わる。思考が変わると行動も変わる。
行動が変わると、未来が変わっていく。
人と合わない、現状に不満だからと行動しようとしても、思考が変わっていなければ、すぐに元の位置に戻ってしまうのです。
今の行動が未来をつくっている
自分の見ている景色で物事を判断して、行動した結果が未来になっている。
つまり半年先の未来は、今から半年間の、自分で見て判断し行動した結果がそのまま未来になっているだけなのです。
意見が合わない人に出会った時は、新しい角度の見方というスキルを身につけるチャンスにもなります。
見え方のスキルは、あらゆる面で柔軟に対応できる人間にしてくれます。
進化の早い時代に柔軟に対応できるスキルを、今から準備しておかなければならないと思います。